巨人秘書

ロンドンのITベンダから製品の説明を受けるため、先方のロンドン事務所を訪問することになった。先方の事務所に着いたら、秘書(Secretary)の女性が出迎えてくれるとのこと。
美人秘書に会えるかと、密かに期待していたが、その秘書さんに会って、思わず「デカイ」と叫びそうになった。
身長180cmぐらい。次に登場した社長が小柄でお腹の出た人で、非常に対照的である。その後、技術分野の専門家の方も合流して、説明会が始まった。
その時点で、秘書の人は退席されるのかなと思ったら、その秘書さんがパワーポイントでプレゼンテーションを始めた。社長は、自分の思い入れのある部分では、熱く語るけれども、全般的には多弁ではない。技術の専門家は、質問に対する回答を簡潔に答えることに終始している。ほとんどが、秘書さんが話している。会社概要のみならず、製品の仕様についても説明が出来る。ときに、夢物語に走る傾向のある社長を、現実路線に引き戻す役割もしている。
その後も秘書さんが交渉窓口で、理路整然として英語を話されるので、なかなかタフな交渉となった。すごく英語が鍛えられた気がする。
女性秘書は事務的な仕事が中心で、業務内容には関与しないというのは、「日本の常識=世界の非常識」で、これが日本女性の本格的社会進出の阻害要因の一つになっているように感じた。

巨人秘書” に対して1件のコメントがあります。

  1. 宍戸 律子 より:

     秘書業務の経験は十余年ありますが、果てしなく奥深い役割だったと思います。さながら主役の役割を引き立てる脇役のような‥‥。確固とした主役の役割より機転と応用力、それから忍耐力を要しました。その点、役者の世界と似ているような気がします。離れて久しく、齢も50を過ぎ、日本社会ではもう廃品だわ‥‥とすっかり枯れた心境でしたが、記事を拝読して心の底に潜んでいた残り火の温もりに気がつきました。

    1. master より:

      宍戸様、コメントありがとうございます
      Secretaryと秘書は、違う役割のように感じます。日本の「秘書」はご指摘のように、内助の功のような成果を期待されて、とても難しい役割だと思います。
      まだまだ、ご活躍できると思いますので、心の温もりに火を付けてみて下さい。

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