There’s no free lunch

ニューヨークのウォール街にあるビジネススクールで、証券業務を勉強したときのこと。
講師の一人が、コロンビア大学の教授で、デリバティブ取引の価格形成に関する理論の講義があった。その先生の口癖が、「There’s no free lunch」である。楽して儲かる話はないという意味。講義の内容は、あくまで理論であって、それで実際の投資で儲かることを期待させないように、釘を刺す意味で言っている。セミナーのメンバの流行言葉になった。
セミナーのメンバの一人が、ノルウェーのオスロから来ている女性(Linniさん)で、とても美しい方。北欧の人は、肌が透き通るように白く、眼の色や髪の色が神秘的である。Linniさんと、ある時隣りの席になって、ウォール街付近のレストランが話題になった。彼女が、老舗の Harry’s という店に行きたいと言うので、これはぜひ実現しようと、セミナー幹事の David さんに相談して、その店での懇親会が実現した。
伝統を感じさせる重厚な店で、金融街らしく Ticker(テロップ状に株価を流して表示する装置)が、バーカウンタの上にある。肉料理中心のしっかりしたオードブルを食べながら、ビールを飲んだ。
費用は会費制になるかなと思ったら、幹事の David さんが交渉してくれて、セミナー開催元が負担してくれることになった。皆で、「Ther’s no free lunch, but here’s free beer」と言って、大いに盛り上がった。

There’s no free lunch” に対して1件のコメントがあります。

  1. 宍戸 律子 より:

    “There’s no free lunch.” 粋で、かつキリリと利くフレーズですね。ここぞという時に使ってみるつもりです。欧米のビジネス社会らしい一言だと思いました。御教示ありがとうございます。

  2. master より:

    ぜひ使ってみて下さい。そのときになると、すぐ思い浮かばなくて、後から気付いて。。。ということも多いと思いますが。

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